アメリカ国債が昨年10月にデフォルトといって債務
超過に陥りかけたニューズは皆さんご存知でしょうか。
また2011年8月にも同様の事が起きました。
実はこういった危ない橋を渡っている国が発行して
いる国債はアメリカに限ったものではありません。
お隣、韓国もアメリカ以上に厳しい国家運営を強い
られています。
とりあえず、韓国についてはまた後ほどお話すると
して、アメリカの台所事情とはいったいどれだけ厳
しいものなのでしょうか。
まず、現在のアメリカ国債の発行残高は1600兆円
この1600兆円という額は簡単に言えば、借金の上
限で、昨年10月のすったもんっだの大騒ぎの原因
は、この借金の上限に達してしまうから起きた出
来事。
比較の対象として日本の国債発行残高が1000兆円
ですから、アメリカの1600兆円という額は、それ
よりも遥かに上回っています。
ですが、なぜアメリカは今まで何度もこういった借金
の修羅場を乗り越えてこられたかというと、アメリカ
という国は世界の頭脳と技術が集結している国であり、
またその終結した頭脳が強い国力となって、世界経済
の中心というポジションにいます。
その証拠にアメリカドルは世界の基軸通貨ですし、様
々な国際商品売買においての決済通貨は米ドルです。
つまり、アメリカの国力は世界的に見て非常に強大
でありそれは対外債務のGDP費でわずか113%に過ぎ
ません。
一方、日本の場合の対外債務のGDP費で220%を超
えています。
個人でもそうですが、総資産額が1億円の人の1千万
円の借金と、総資産額500万円の人の借金1千万円は
その重みが違います。
つまり、アメリカは借金も多いが国内の金融資産の
額も非常に多いのが特徴です。
これから投資信託をされる方にひとつ覚えて頂きた
いことは、投資信託のポートフォリオの中にも国債
に投資するものが含まれているかもしれません。
しかし国債に投資する際は、その国の国力がどれだ
けの経済規模で、そして国内の全金融資産に対する
借金、つまり国債の発行残高がどれだけあるのかを
知るようにしましょう。
そしてそれを把握する目安となるのが、10年国債の
長期金利です。この長期金利が高い状況であれば、
厳しい国家運営。
逆に低い水準で推移していれば、安定的な国家運営
となります。
ギリシャ危機があった時のギリシャ国債の長期金利
は400%。一方現在アメリカの長期金利は2.86%。
ギリシャとは比較にならないくらいに低い金利水準。
この事実からアメリカの借金は高い水準を維持して
いるが、それはまだ返済していける範囲内である事
がわかります。
したがって、世間が心配しているほどアメリカ政府
の台所事情は厳しくないといえます。
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