さて、いよいよ来月からNISA(日本版小額投資
非課税制度」がスタートしますが、皆さんはもう
既に特定口座は作られましたか?
もう作ったという方はもいれば、まだ作っていな
という方もいらっしゃるでしょう。
国策で「貯蓄から投資」を推進するプロジェクトと
なっているこのNISAプロジェクト。
いよいよ来月から始まります。
今回は来月から始まるこの小額投資非課税制
度の内容を簡単におさらいしてみたいと思います。
まず、今月末までは上場株式や投信の配当、譲
渡益等には10.147%の軽減税率が適用されてい
る状態であることは既にご存知かと思いますが、
これが来月から軽減税率が無くなり、本則税率の
20.315%に戻るのと同時に導入される、新しい証
券優遇税制がNISAです。
具体的な内容ですが、来月1月1日から2023年
12月31日までの間に上限100万円を限度額と
して専用の非課税口座(これをNISA口座といい
ます)で新規に取得した上場株式、株式投信につ
いてその配当や譲渡益が取得した年から最長で
5年間非課税になるのがこのNISAなのです。
つまりNISA口座を作った場合と作らない場合を
比較したとき、作らなかった場合は本則税率の適
用になってしまうため、現行の10.147%の税率か
ら20.315%とおよそ2倍の税率になりますが、別
個にNISA口座を作れば年間100万円までの投
信の配当は最長で5年間税金が免除されるという
わけですね。
ですから、小口の取引をされている方であれば、
絶対に作っておいたほうがトクですし、むしろ作ら
ないと本則税率が適用され、来年から2倍の税
金が取られて損をしてしまうわけです。
そう考えると、投信や株の売買をされている方、
FXやCFDをされている方は作っておいたほうが、
絶対に良かったりします。
次回はどんな人がこのNISA口座を作る事ができ
て、NISAが対象となる非課税金融商品のご紹介
など、少し詰めたお話をしたいと思います。
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