最近は為替市場の円安感も一服してきたように見えま
すが、この2か月くらいの間での円安急加速、そして株
高はもしかしたら今年一番のサプライズだったかもしれ
ません。
特に外為取引をされている人などは、ここ数か月で、
数十万から数百万円稼いだ人がゴロゴロいます。
嘘ではありません。
というより、これだけ一気に円安進んだわけですから
市場原理のトレンドに乗っかってしまえば稼げないわ
けがないのです。
しかしここへ来て株価の上昇、円安トレンドに陰りが
見えてきており、経済のニュースでは「アベノミクス息
切れ」とか、「日銀バズーカここまで」といったネガテ
ィブな記事が目立ちますが、個人的に分析するに、
今の株価の高止まり感と外為相場の下げ止り感は、
単にアメリカの経済仕様があまり冴えない指数が多
い為であると分析します。
米国新規失業保険申請件数は予測よりも悪い結果に
なり、また新規住宅着工件数も思いのほか悪い結果
となりました。
これまで過熱気味だったアメリカの経済指数があまり
芳しくない事から、もしかしたら来週発表になる雇用
統計もあまり期待できないのではないかという憶測か
ら、静観する機関投資家が多いように思います。
現在の為替や株式市場のカオス感というか停滞感は
それに連動した形でブレーキが掛かっているだけで、
既に始まっているクリスマス商戦がやがてアメリカ経
済を力強く押し上げていってくれます。
テレビやマスコミは「今」しか見ていないので、ちょっ
と悪いフラグが立つとすぐに悪い事ばかり書きますが、
株式はともかく、少なくとも実体経済は非常に好調です。
とりあえず、株式相場は日米共に来月くらいまでは楽
観視してもいいのではないかと思います。
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