外貨建てファンドというとMMFを思い浮かべられる
と思いますが、実は外貨MMFというのは外貨建て
ファンドのひとつであり、それ以外に外貨株式ファ
ンドや外貨債券ファンドというのがあります。
今回ご紹介したい外貨建てファンドは為替差益も
狙えて、更にファンド運用益も狙えるというもの。
外貨株式ファンドをご紹介したいと思いいます。
その外貨株式ファンドの中でも最近じわじわ人気
が高まってきているのが、外国株式インデックスフ
ァンドや、三井住友バンガード海外株式ファンド。
外貨建て投資信託の特徴は外貨で購入、外貨
で運用、そして外貨で受け取りが原則ですから、
投資先も海外の株式銘柄が主となります。
教科書的に言えば日本経済の下揺れが起きる
事で円安に傾く。それはつまり日本経済の不審
が根底にある以上、日本の銘柄でポートフォリオ
の組まれた投資信託は買えませんよ？
という人向けの投資信託です。
しかし今起きている円安局面はけして日本経済が不
安定だから起きているというものではなく、あくまで市
場原理的に円安に傾いているだけであり、サービス
小売り関連企業は低調ではありますが、製造業など
の数値は堅実に推移していますし、実体経済は安
定した数値を示しています。
従って同じ通貨安現象でも他国のそれと、日本とは
一概に同じ物差しで見てはいけないのです。
だとすれば、通貨が安くなりその通貨安トレンドが今
後も続く可能性があるのであれば、今外貨建てのフ
ァンドを購入し、適切なタイミングで解約すれば、運
用益と為替差益の両方を狙う事ができるのです。
①つまり円安の時に外貨で外貨建て株式投信を買う。
②為替相場と基準価格を見て機が熟したタイミングを見計らい、
③解約し運用益と為替差益の両方をゲットする
こんなシナリオが上手くいけば描くことができます。
円安局面の今、
そして相場のトレンドが大きく変化している今、
外貨建て株式ファンドだからできる事があります。
堅実的に運用するのも良いですが、これまで手
を出してこなかった銘柄を買ってみるのも良い
かもしれません。
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