安定した投資信託の代名詞として誰もが一度は聞いた事
のあるファンドのひとつとしてグローバルソブリン毎月
分配型がありますが、実はこの通称「グロソブ」が存続
危機にあることをご存知でしたでしょうか?
かつて純資産総額5兆8千億円という超巨額ファンドとし
て運用され、毎月35円の配当を長期間にわたって続けて
きたファンドが、なぜかここ数年の間にみるみる残高を
減らし続け、とうとう昨年の夏の残高は遂に1兆4千億円
まで低下しました。
確かに最近、証券会社や金融機関でもあまり「グロソブ」
を聞くことはなくなりました。
ではどうしてここまで純資産総額が減ってしまったので
しょうか?
理由は様々言われていますが、実際のところはグローバ
ルソブリン以外にも安定した資産運用が出来る投資信託
商品がたくさん生まれたことや、デリバティブの普及や
投資家リテラシーの向上により、資本が分散しているよ
うな気がします。
つまり様々な投資する的が増えたことで個々人が資産の
分散投資を行うことで、投資家自身でリスク回避をする
ようになったことが挙げられます。
1997年にグロソブが出来た当初はドルコスト平均法至
上主義が投信の世界では主流で、その最たる投信銘柄
こそ、グローバルソブリン債でした。
しかし昨今、BRICSをはじめとした新興国債券や、資
源国債券といった、ハイイールドな商品が増えてきた
ことで、ニーズが「より大きく運用そして、大きい利
ざや、しかしリスクヘッジは自分自身で行うよ」とい
うスタイルの投資家が増加してきました。
そういった背景で、この古くからあるグローバルソブ
リンが存亡の危機に瀕しているのかもしれないと分析
します。
やれREETだとか、ETFだとか華やかな市場を賑わせ
ている投資信託の世界の中で、グロソブのファンドと
しての弱体化には栄枯盛衰を感じずにはいられません
が、個人的な不安として、20年後くらいのグローバル
ソブリン債はいったいどうなっているのか?
そもそも存在しているのか?
かつての巨大ファンドは存亡の危機に瀕しています。
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