9月に入りました。

 

株や外為、投資信託の世界では9月相場と言う言葉

があります。8月相場ではなく、10月相場でもない。

 

9月相場なのです。

 

ではなぜ9月相場なのでしょうか?

 

実は投資の世界ではこの9月は相場が荒れると

云われており、他の月と比較して相場が急変す

ることが多いのです。

 

例えば1929年の世界大恐慌

1985年のプラザ合意

1987年のブラックマンデー

2001年のニューヨーク同時多発テロ

2008年のリーマンショックからの世界金融危機

 

世界大恐慌は厳密には10月に起きていますが、

きっかけは9月です、それ以外はすべて9月にお

きています。

 

しかも世界経済に甚大なダメージを与えるような大

きなエコノミックインパクトです。

 

そのため多くの投資家たちが毎年9月相場には

経を尖らせているのです。

 

では今年も暦が9月に入り、日本をはじめとした世界

経済の動きはどうなるでしょうか?

 

まだ9月に入ったばかりで経済指標が出揃っていな

いためハッキリとした予測が立てることが出来ません

が、昨日発表された米国製造業業況指数で上昇。

建設指数でも5年7ヶ月ぶりの上昇とまずまずの数字。

 

オフィスビルや住宅需要が伸びてきているのかは

まだ定かではありませんが、底堅いといった値動き

を示しています。

 

製造業でいえば今月はアップルのアイフォーンの

新型機の発表があり、NY市場ではハイテク銘柄の

値動きが注目されていますが、実際は限られた銘

柄でしか上昇は見られないと今のところ見ています。

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つまりアップルコンピューターだけで米国経済を大き

く牽引するだけの力はなく、上昇幅は限定されると

見ています。

 

多くのアメリカ人はこの9月相場で痛い思いをしてき

たことで、最近の9月相場は底堅い値動きをする傾

向になってきており、あまりダイナミックな買いや売り

注文がないため、比較的落ち着いた値動きをする傾

向にありますが、ただ、大きなインパクトがあればい

つでも相場は大荒れする要素は持ってますので、

油断はできません。

 

9月は相場的には不安定ながらも落ち着いた値動

きをする反面、ちょっとしたきっかけで大きく相場が

急変する可能性がありますので、投信の基準価格

も注意深く見ていく必要があります。

 

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