3月に入りそろそろ退職金の話題が夫婦の間で話され
る時期となりました。
今年も多くの企業戦士たちが戦いの一線から退き、優
雅なセカンドライフを送るため、今からあれやこれやと
この春からの新生活について未来予想図を描いている
のではないでしょうか。
さて、毎年この企業から支給される退職金は銀行に預
金するのか、投資信託で運用してこれからの生活の足
しにするのか、最初に大きな問題が待ち構えています。
最近の銀行の預金商品には、この退職金マネーの獲得
を目的とした退職金の特別円定期預金の商品を揃えて
いる銀行も多いようですが、長期的に運用するのであれ
ば銀行の預金よりも、投資信託で運用することも方法の
ひとつ。
銀行の特別金利円定期預金の多くは、年利3%や5%の
大変高い金利を付けますが、その期間は長くとも5ヶ月。
短い銀行であれば1ヶ月という銀行もあり、特別金利とは
いっても特別金利で運用してくれる期間が非常に短いの
が難点。
老後の資産運用を考えれば、預ける意味があるのか疑問
です。
また銀行の特別金利定期の期間が終わり、そのまま定期
預金を自動継続にした場合、通常のスーパー定期預金の
金利にされてしまい、(現行なら0.05%)運用の観点から
するとあまりにかけ離れた金利で預け入れしなくてはなり
ません。
もし長期的な老後の資産運用をお考えなのであれば、銀
行の特別金利円定期預金よりも、投資信託で運用したほ
うが、安定的な運用が可能になるかもしれません。
例えば1千万円の退職金をもらった場合、そのまま銀行
に年利3%で期間3ヶ月の特別金利定期預金で預けれす
ると、3ヵ月後にもらえる金利は税引き前でおよそ6万円。
その6万をもらっていったん解約し、新たに投資信託の
銘柄に再投資。
投資信託の銘柄といっても、無数にありますのでリスクの
高い商品から、リスクの低い商品に至るまで様々。
投資信託でもさすがに年利0.05%を切る運用商品は
あまり聞いたことがありませんから、どんなリスクが低い
商品でも銀行のスーパー定期預金よりは高いはずです。
ただハッキリ言えることは今は昔のように、大口の資金を
銀行に預け入れしているだけで、金利がザクザク付いて
くるような時代ではないということ。
高い金利を望むなら、自ら運用方法を模索しリスクを排
除するような運用手段を見つけて、運用していかなくて
はならない時代なのです。
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