先日、アメリカニューヨーク証券取引所に中国電子

商取引最大手、アリババが上場しました。

 

そして先週にはアップルから新型スマートフォンの

i phone6PLUSが発売され、実体経済を含めた米

国株式市場はまるでお祭り騒ぎのような先週一週

間だったっように思います。

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経済が活性化して、それに比例して市場も活気を

帯びるようになれば、株式と実態共にWIN&WIN

の関係になるのですが、世の中そうもうまくバランス

は取れないようです。

 

一般的に市場というのは新しい売買のネタを投下さ

れると、レスポンスとして何らかの値動きがあります。

 

それはアリババやアップルといった上場株式銘柄を

含んだ米国の投信商品でもある、ハイイールドファ

ンドや、インデックスファンドと名の付く投資信託商

品の基準価格にも少なからず影響を及ぼしますが、

果たして今回のアップルの新製品発表やアリババ

株式上場のニュースに一喜一憂すべきかを考える

と、少し冷静になったほうが良いのではないでしょう

か。

 

まず、アリババに関して言えば、中国で電子商取

引サイトを運営している会社で、基本的にはIT関

連銘柄に属します。

 

過去の経験からいくと、IT関連銘柄の多くが上場

するも、ソフト関連銘柄は株価が乱高下する傾向

にあり、価格帯は不安定。

 

またアップルは新型スマホ、i phone6PLUSを発表

するも、期待したほどではなかったとか、大きすぎて

折れた、割れた、壊れたなどの話をよく聞きますので

発表後の一週間はあまりいい評判聞きません。

 

このように今はアリババもアップルも市場に油を投下

したばかりですから、当面は米国市場も活気付くと

は思いますが、もう少ししたらこのご祝儀相場も一段

落して本来の安定した相場に戻ってくるのではない

かと見ています。

 

今回のアップルやアリババのお祭り騒ぎっぷりを客

観的に見ていると、非常に盲目的で狂信的なもの

を感じるのは私だけではないと思います。

 

要ははだかの大様と一緒で、売り手の仕掛けに狂喜

乱舞した投資家たちが、冷静にアップル製品の本質

やアリババのビジネスの本質に気がつくときが来るは

ずですし、その時、投資家たちがどう動くか注目です。

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アップルは世界的な電子機器メーカーであり、アリバ

バは世界にいくつもあるネット取引の運営会社のひと

つでしかないのです。

 

このお祭り騒ぎは市場に確実にインパクト与えまし

たが、投資家たちが頭を冷やしたとき、正直この先

のこれらの銘柄の方向性はポジティブ要素がない

以上、ネガティブと言わざるを得ないでしょう。

 

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