では外貨預金で夏のボーナスの運用をこれからお考
えの方へ予め注意して頂きたい事がいくつかあります。
まず、外貨預金は預金という性質ではありますが、リス
ク商品であり、元本の保証はありません。
市場環境の急激な変化といった場合は、為替差損が
発生し預け入れたお金よりも少ない額で払い戻される
可能性があります。
次に外貨預金には手数料が発生します。
それは外貨で預け入れた現金をそのまま外貨で払い
戻すのではなく、円貨に換えて払い戻す場合。
一般的には「片道手数料」とか「往復手数料」と外為
の世界では呼ばれますが、要するに外貨→円貨、
または円貨→外貨にする際に必ず所定の手数料が
かかり、それは通貨ペアによって異なりますが、安い
もので1通貨単位で片道1円、高いもので片道3円程
度の手数料が発生します。
このように円貨の定期預金とは少し異なる要素を持
った預金種別が外貨預金です。
ここまでは主に外貨預金の代表的なデメリットをご
紹介しましたが、ここからはこの外貨預金のメリッ
トについてお話します。
まず、外貨預金のメリットは何といっても高い金
利にあります。
現在、銀行預金の普通預金金利が0.02%程度
であるのに対し、外貨預金の場合、三菱東京U
FJ銀行さんを例に取ってみると、もし仮に10万米
ドルを普通預金に預け入れした場合に付く金利
は0.01%と円貨普通預金レートよりも低い金利で
すが、これが定期預金で預け入れした場合、1ヶ
月もので0.31%、ニュージーランドドルの場合一
ヶ月もので2.12%、1年もので2.82%もの金利が
付きます。
現行の夏のキャンペーンで運用される円貨定期
預金もさすがに2.8％つける銀行は、ネット銀行く
らいしかなく、この外貨預金の金利がいかに高金
利であるかがお解かり頂けるかと思います。
もしこれからFXのような外貨売買ではなく、手堅
く預金で運用をお考えなのであれば、銀行の外
貨預金はおススメです。
現在、全国のメガバンクや地方銀行では夏のボー
ナスマネー獲得のため、様々な特典を用意したキ
ャンペーンを展開中です。
是非ご検討ください。
ただし何度も言いますが、外貨預金はリスク商品。
相場の変動により元本を下回る可能性があります
のでご注意ください。
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