今アメリカはその借金から発生した「金利」が払えない
状態におり、もし期日までに支払いできなければデフォ
ルトと言ってようは自己破産状態になるのです。
ですからアメリカが今やろうとしていることは、「この借
金の上限額を引き上げよう」とすること。個人で言うなら
「借金の上限の引き上げ」に当たる議論を行っています。
ですが、借金は借金。
どこかで金利を含めた元本を返さなくてはならず、その
問題はアメリカに限らず、日本も抱える共通の問題。
ただ状況が異なる点としては返す相手が諸外国なの
か、国民かの違い。
しかし、日本はまだ身内から借金が出来ている分、
ある程度融通が効く状態ですが、アメリカは国家の信
用で借りてるお金という性質から考えると、借金の重
みが日本とは異なります。
偉い学者の中には、将来日本もデフォルトするのでは
ないかと警笛を鳴らす人もいますが、このような性質を
考えると、実はアメリカほどの状態にはなっていないの
が現状なのです。
ですから、なぜ不景気なのに日本の株や債券が外国人
投資家から注目されているのか?それは同じ不景気で
も諸外国の不景気とは全く状況が異なるのです。
経済基盤が脆弱で国債を外国に買ってもらっているよう
な、これといった産業のない国は、ちょっとでも経済状態
が悪化しようものなら、いとも簡単に銀行が破綻したり、
国債がデフォルトしたります。
これも結局、身内からお金が借りれる人なのか、消費者
金融からお金を借りまくっている多重債務者かの違いで
、例えばギリシャの国としての産業は観光か、オリーブの
輸出程度で、世界を圧巻するような産業は実は殆どない
のです。
「国としての産業がない=国に入る収入が少ない」
ということで、つまり人でいうところの「低所得者」に当た
る国なのです。
だからEUという大きな傘の下に入ることで国家としての信
用だけを得て、産業もないくせに国債だけを刷り続け、返す
充てもない借金だけを膨らませ破綻したのです。
デフォルトする国家にはデフォルトするなりの要素があり、
前兆もあります。
「コレといった産業はないけど、諸外国に対して存在感を示したい」
と言う思惑は、「稼ぎは少ないが大きく見せたい虚栄心」
と通じるところがあります。
ですが、今回のアメリカの債務問題はギリシャのような
国としての産業の脆弱性とは大きく異なります。
アメリカには産業もありますし、国家としても非常に強い
力を持っています。
ではアメリカの債務危機の本質的な問題とはいったい何なのでしょう?
次回は「今回のアメリカ債務危機の本質的な問題」
をお話したいと思います。
予告ワードとして「アメリカ人の国民性」とだけ言っておきます。
お楽しみに。
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