さて、これまで30代、40代と年代別に資産運用方法の
提案をしてまいりましたが、いよいよシニア層の運用とは
いったいどういったものなか?というお話しをしたいと思
います。
まず30代、40代と、50、60代とでは資産に対する
考え方や捉え方は大きく異なります。
30代や40代は主に資産形成や資産拡大を目的に
蓄財運用することで、どんどん現金資産を増やすのが
メインでしたが、50代からは資産を活用することが資
産運用の目的となります。
つまりココで初めて「資産を使う」という概念が生まれます。
使いながら運用できるものは運用するという運用法。
これがシニア世代の運用方法の特徴なのです。
わかりやすく言いますと、資金の元本には手を付け
ず、運用実績で儲けた利益を豊かな生活の足しに
するのが、シニア世代の運用のスタイル。
ではこの「元本に手をつけずに使いながら運用す
る金融商品」というといったいどういったものになるの
でしょうか。
考え方は2つあります。
まずひとつは長期投資による安定運用を目指すと
いうタイプ。
そして毎月分配の投資信託商品を始めてみるとい
うこの2つの運用方法があります。
そしてこの2つの考え方を融合させた金融商品が
あります。
低リスクで長期投資の運用商品で毎月分配となると、
おススメは、優良銘柄で構成された国内の株式ファンド。
しかも毎月分配型です。
そして景気変動に左右されないような、薬剤メーカ
ーを主体としたポートフォリオで構成された株式ファ
ンドを選択するようにします。
また薬剤メーカーに限る必要もありません。
純利益が2兆6千億円を記録したトヨタ自動車関連
銘柄で構成され、以前ここでもご紹介させて頂いた
トヨタグループファンド。
今、トヨタは円安の勢いもあり、外国販売部門がとて
も好調であり安定したグループ企業。
投資信託で長期投資するにはこれ以上の素材はな
いでしょう。
このようにシニアは毎月分配で賢く運用し、豊かな老
後の資金をまかなっていく事を考えていく必要があります。