投資信託を初めて買う際は誰しもが証券会社や銀行
にあるファンドセレクションを眺めながら、めぼしいフ
ァンドを見定めていくと思いますが、しかしこの投資
信託を1つ買うだけなのに、配当が最終的に自身の
口座に入るまでに案外かなりのコストがかかってい
る事に気が付きます。
今日はこの投資信託の手数料に関してざっくりと説
明したいと思います。
まず、投資信託というのは特定のファンドを買う為に
に売主から買う必要があります。
そして買った金融商品をまた別の誰かに委託する必
要があります。
つまり運用係の人に金融商品を預託します。
そして運用してもらってから利益が出たら、その利
益に税金が加算されます。
と言う具合に、大きく平たく言えば投資信託の配当
が手元に入るまでに2つの機関へ報酬を支払い、
その残りから20%引いた額を税金として国へ納め
るのです。
ではここで手数料の性質の説明ですが、最初に出
てきた売ってくれた人に対して支払う手数料を販売
手数料といって、通常は販売会社である銀行や証
券会社がこれに当たります。
そしてそのファンドを信託会社へ送り運用されるわ
けですが、信託銀行と運用者である委託者に対し
て支払う報酬が信託報酬となります。
また預けている信託財産からは監査報酬というもの、
そして売買委託手数料と呼ばれるものが引かれ、
そして最終的に残った利益から税金が引かれるとい
うような流れになっています。
この販売手数料、信託報酬、監査報酬、売買委
託手数料に関しては引かれていくコストとして目
論見書に詳しく書かれています。
ファンドの種類にもよりますが一般的には信託
財産に対して0.02%から0.07%くらいの間で手
数料は決まっています。
しかしこの手数料にはファンドによって差があり
ますので購入前に目論見書で確認しておく必
要があるでしょう。