もし手元に小額の運用資金があり、それを元手に資産
運用をお考えなのであれば、最初の運用方法として外
貨運用はいかがでしょう?
外貨で運用と聞くと、銀行の外貨預金がありますが、実
は外貨で運用できる金融商品は外貨預金以外に、外貨
立てで積み立てる商品もあり、今回ご紹介するのもその
ひとつで、外貨建てMMFというのがあります。
外貨建てMMFというのは日本円で希望の外貨を購入し
それを特定の公社債に投資するもので、外貨預金のよう
に一度預金してしまえば、あとは寝かしておくだけといっ
た性質のものとは大きく異なります。
また、外貨建てMMFの特徴として3つあり、
①外貨預金に比べ手数料が安い
②外貨預金と違って非課税である
③金融商品の中でも比較的高利回り
といった大きなメリットがあるのが特徴です。
まず①に関して言えば通常、外貨預金の場合、
日本円から外貨へ変えるとき、そして一度預け
入れしてから解約し、円貨に戻す際にまた手
数料が発生します。
これを往復手数料と言ったりしますが、この往復
手数料がけっこうな負担である場合が多く、豪ドル
やポンドなどの場合、1通貨単位で片道2.5円、往
復5円の手数料を取る証券会社や銀行があります。
そうすると1000通貨の往復手数料で考えると、な
んと5000円も発生してしまうのです。
これはこれでとても負担。
ところが外貨建てMMFの場合、会社にもよりますが
往復手数料が概ね往復50銭とリーズナブル。
1000通貨で500円くらいです。
そして②の非課税も魅力的です。
通常、外貨預金で預け入れした場合、再度円貨に
する際に20%の所得税がかかりますが、これが外
貨建てMMFの場合、なんと税金がかからないのです。
また③の利回りが良い金融商品が多いのも魅力。
基本的に外貨建ての金融商品は相場との取引にかか
る差益や差損が毎日生まれます。
そして万が一、差損が出ても高い利回りでカバーでき
るようにと、総じて利回りが良いのです。
もちろんこれらは流動性通貨の高い通貨での話であ
って、非流動性の米ドルや円などはさほど期待できる
運用利回りではありませんが、少なくとも銀行預金より
は高利回りで運用できるでしょう。
さらに外貨建てMMFはそれこそ千円未満の資金か
ら毎月積立感覚で運用する事出来るのも特徴。
これを機会に外貨建てMMFを始めてみてはいかがでしょうか。