今の日本の国債の状況をわかりやすく説明すると、

家計がやりくりできない状況から貯金を切り崩したり

、家族から借りたりしているような状況で、いわば国

債を発行することで「身内からお金を借りている状況

である」ことがわかります。

 

ですが、その身内の蓄えもいよいよ底を尽きかけて

来たらどうなるか?

 

その時は銀行や消費者金融など外からお金を借り

なくてはなりません。

 

つまり身内の財布が底を尽きだしてきたら、いよい

よ外からお金を借りなくてはなりません。

 

この外からお金を借りなくてはならない状況を外債。

一方、身内から資金を調達できている状況を内債

経済用語では言います。

 

外債となると日本国債を外国に買ってもらわなくて

はならず、外債は内債にくらべ利息の償還期日に

対する影響がとても甚大なのが特徴です。

 

もし利息の償還期日に利息が払えないと、国の信

用に直接作用し、それはダイレクトに通貨の信用力

に影響し日本の通貨が世界から信用できない通貨

とレッテルを貼られ通貨の信用不安を招きます。

 

それは通貨の信用力が大きければ大きいほどそれ

に比例して大きくなります。

 

日本人に国債を買ってもらうのと、外国人に国債を

買ってもらうのとでは全く状況が異なるのです。

 

現在の日本国債の格付けはムーディーズでAa3の格付け。
ムーディーズは21段階の格付けがあるのですが、そ

の格付けの上から3番目にあるのが日本国債になり

ます。

 

日本は現在外債に頼らず、内債で国の運営が出来て

いる状況ですので、比較的高い格付けにいることが可

能ですが、もしこれが外債に頼らざるを得ない状況まで

経済的に困窮してくると、格付けは更に低くなる可能性

があります。

 

言うなれば国の発行する借金証書とも言うべきこの国債。

 

現在の国債発行残高は1000兆円を越えましたが、日本

人が銀行に預けてある金融資産の総額は1650兆円。

 

あと650兆円くらいしか新発国債を発行できる余裕額が

ありません。

 

では具体的に1650兆円まで国債が発行されたらどうな

るのか?また国債の信用力が高いと何が変わり、国債

の信用度が低いとどうなるのか?

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また次回お話します。

 

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