よく聞かれることですが、「投資信託は株式投資より
も儲からないのでは?」という質問をされることがあ
ります。
株も流動性の低い銘柄から、流動性の高い銘柄まで数
さまざまですし、また配当の高い銘柄から、低い銘柄
までいろいろありますので、株式投資だからといって
必ずしも儲けの幅が大きいという訳ではありません。
ただ、全体的にいえることは、投資信託の値幅という
のは株式投資に比べてその振れ幅は狭い傾向にあると
いうこと。
ストップ高やストップ安のようなことはあまり起こり
ません。
従ってゆったりと長期保有によってじっくり資産を形
成していくには、もっとも理想的な振れ幅が投資信託
だと思うのです。
さて、その投信の儲けを示す目安として、利回りが
ありますが、今回、その投信の毎月分配型に特化し
た運用利回りから生まれる、配当率ランキングとい
うものをSBI証券のサイトで発見しました。
その名も実績分配金配当ランキング。
この配当ランキングを見ると昨年5月時点での同社が
取り扱う毎月分配型投信商品のランキングトップ10
が載っており、ここで簡単にトップ3をご紹介したい
と思います。
まず、第3位!
第3位は米国ハイイールド債券通貨選択型ファンド
利回りは24.6%で昨年の分配金の累計額は1万口あ
たり1880円。昨年1年間の平均基準価格は7321円と
なっています。
そして第2位!
第2位は資源ファンド(ブラジルレアルコース)
利回りは26.8%で昨年の分配金累計額は1万口あた
り1440円。昨年の基準価格は5365円です。
そして最後に堂々第1位!
第1位は資源ファンド(南アフリカランドコース)
なんと1位2位が資源系のファンドが独占するとい
う結果になっているようです。
やはり今は資源系の、しかも為替差益も狙える可
能性のある南アランドが人気商品になっているよ
うです。
この南アランドの資源ファンドの分配金利回りは
なんと26.7%で、昨年の分配金累計額は1万口あた
り1440円。昨年の平均基準価格は5209円と、利回
りだけで見ると、非常に高い利回りで運用されて
いることがわかります。
このように、投信の中にも高い利回りで好成績を
収めているファンドがあるのも事実。
安全と言われる銀行の定期預金と比較しても雲泥
の差です。
ここでも以前からご紹介しているように、今の売
れ筋トレンド投信商品はやはり「資源系ファンド」
今年も去年に引き続き、資源系ファンドの人気は
衰えることはなさそうです。
詳細についてはSBI証券の公式サイトにてご確認下さい。