昨今、アメリカの債務上限引き上げ問題が話題になって
いますが、そもそもこの債務とは？国債とは？
わかっているようでよくわからないこの「国債」。
今回と次回2回に分けてこの国債についてわかりやすく
お話をしようと思います。
国債が国の借金であることは皆さん、良くご存知ですが
では国はいったい誰から借金をしているのでしょうか？
まず、国は予算成立後にその予算の不足分を国債の発
行で補い、その年の国の運営費として充てます。
そして日本国政府は国債を日本の銀行や保険会社など
に買ってもらいます。購入原資は我々の預金です。
日本の銀行は他の国の銀行とは違い大変な額の預金
額を有しており、その額およそ1500兆円。
従って日本国政府は1500兆円まで国債を「売りつける」
ことができるということ。
ですが、現在日本の発行している国債の発行残高は
1000兆円を超えており、もし仮に日本の国債発行額
が1500兆円を超えればその時点で日本の金融機関
は購入原資が枯渇し、もう買うことができなくなります。
これがデフォルトの状態と言う人もいますが、これはデフォ
ルトではありません。売る対象を外国政府や外国の企業に
買ってもらえば良いのです。
もっとわかりやすく説明すると「身内から借りる借金」なのか
「消費者金融から借りる借金なのか」の違い。
日本は現在、身内の源泉に余裕があるため、身内から借金
が出来る状態。消費者金融からは一銭も借りていません。
ところが、身内から借りる事も出来ず、やむを得ず消費者金
融から借りてる状態が実は現在のアメリカなのです。
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