今年に入り、中国経済に関するちょっと不安なニュ
ースが立て続けに流れています。
政府系債務の粉飾をはじめとした国の信用に関わ
るニュース。
昨年暮れのブルームバーグの発表によりますと、中
国の地方政府債務311兆円と指摘。
また国全体の債務総額が2050兆円に達する見
込みであるなど、政府発表の510兆円をはるかに
超える巨額な負債と政府主導で行われている粉
飾行為を厳しく指摘しました。
中国は共産国家ですから、資本主義国のような、
能動的な情報公開をするとは思えない為、510兆
円の不良債権が正確なのかどうか、真相はわかり
ませんし、ブルームバーグのはじき出した数値が
正しいかどうかもわかりませんが、ただ一ついえる
ことは、影の銀行がデフォルトするだとか、5日に
は政府系の太陽光発電メーカーがデフォルトの
危機に瀕しているなど、尋常ではないニュースが
飛び交っており、なんとなく雲行きが怪しくなって
きているのは事実。
火の無いところに煙は立たないわけですから、
これはもしかすると、今年中国を発信源に何らか
の大きなショックが起きる可能性があります。
もしブルームバーグの言う、中国全体の債務総
額が2050兆円だったとすると、それは日本やア
メリカなんて比にならないくらいの莫大な借金を
抱えていることになり、世界に及ぼす影響は計り
知れず。
本当はしっかりと政府として正しい数値を開示し
てほしい反面、知りたくない気持ちもありなんとも
複雑な心境。
中国の粉飾額があまりに巨額であることが判明しよ
うものなら、確実に東証にもその勢いは波及してく
るでしょうし、ただでさえ日本は来月以降の増税に
よって景気の低下が懸念されているわけですから、
このタイミングでチャイナバブルが崩壊されると莫
大な損失を被る人が相当数出ることは目に見えて
います。
おそらく中国経済に精通した国内の反乱分子が
中央政府の意思に反して、世界中に中国の現状
を暴露でもしない限りチャイナバブルは崩壊する
ことはなさそうですが、もしそういった人物が居た
として、その人物が現在の中国の財布事情を暴
露する準備をまさに今してたとしたら…?
話題のゴーストライターではありませんが、
まさにパンドラの箱を開けるようなもので、世界
経済は確実に大パニックになるでしょう。