さて、先日「国債の発行残高が1650兆を超えた場合
、何が起きるか」という疑問で終わっていますが、
今回はその日本の金融資産で国債をまかないきれな
かった時の事をお話したいと思います。
国債が国の借金であることは先日お話したとおり。
そして今、日本の場合その国債の発行残高が1000
兆円を超えたというお話もしました。
ではこのまま国債を刷り続けたらやがて1650兆円
に達しますが、もし内債で補えきれなかった時は
外債化するのが一般的。
要は国債を外国に買ってもらうしかありません。
日本の場合、ものを作る力からくる技術力が世界
的に認められており、模倣によるプロダクトでは
ない完全オリジナルの製品を作る力があります。
そういった日本人の物づくりの技術力がある限り、
日本の国債は外債化しても人気があるはず。
ところが、外債もあまりに人気がないと売ってい
く為に金利を上げていくしかありません。
これが長期金利の上昇です。
一般的には10年国債の金利が投資の世界では見ら
れますが、この長期金利が上昇すると株価は下が
り、対外的にその国の景気が悪くなっていること
を示します。
逆に長期金利が低いと株価は上がり、国内経済が
上昇していることを示します。
かつてあったギリシャ危機の際にギリシャ国債の
長期金利は最大400%まで上昇しました。
今の日本の長期金利が1%台であることを見ると、
その異常な金利の高さは群を抜いています。
当時、ギリシャはデフォルト状態といって、国債
の暴落から招いた国家の信用危機状態に陥ってい
ました。この状態から抜け出すために、そして国
家運営のための資金調達の為に国債を誰かに買っ
てもらわないといけません。
このように国の景気が悪くなると国債の信用低下
を招き、また国家の信用低下がダイレクトに企業
株価に反映されるのです。
では第2のギリシャ危機を迎えそうな国が世界に
どれだけあるのか?
私が知っている限りそれは2つあります。
アメリカと韓国です。
では、アメリカと韓国の国債の暴落は起こりうる
のか?始まるならそれはいつか?
また次回お話したいと思います。
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