昨晩、アメリカ上院、下院で債務上限の引き上げのニュ
ースが発表され、危惧されていたアメリカ国債のデフォ
ルトは回避されました。
それにしてもなぜアメリカのような巨大な国家が発行
する債券が破綻の危機を迎えたのか?
昨日の日記にも書きましたが、国債とは誰に買っても
らうかがとても重要という話をしましたが、アメリカだっ
て国債を海外ではなく、国民に買ってもらえればもしか
したら今回のような債務危機を迎える事はなかったか
もしれません。
ではなぜ米国債はアメリカ国内で売りさばけないのか。
それは預金額にあります。
日本人の銀行に預けている預金総額は1400兆円でそ
のほとんどが現金資産です。
一方アメリカの金融資産総額は58兆円あり、世界最大
の金融資産を持っていると思われがちですが、実はその
ほとんどが不動産による資産。
つまりアメリカ人は現金をあまり持たない国民なのです。
不動産はその特性からそれを担保に出来るという信用が
ありますが、その信用とは上がったり下がったりがとても
激しい特徴があります。
一方現金の価値というの不動産ほど変動しません。
日本人は現金を持つ事で信用を得る国民。
アメリカ人は不動産に根抵当権のようなものを設定して
それを信用に現金を調達する国民。
結局彼らの中には「預金」という概念があまりないように
思います。
だから不動産があればやりたい放題できてしまうわけです。
クレジットカードでバンバン買い物をしますし、なんでもカード
で支払いです。
買い物大好きなアメリカ人は限度額なんて細かい事は気に
しません。何でも買っちゃいます。
しかし不動産の資産価値が一定であれば問題ありませんが
、これが不景気になり不動産価値が目減りしてしまうと、一
気にお財布事情が厳しくなり、カード決済ができなくなります。
結局、不動産があってもカード本位主義で現金崇拝が希薄な
アメリカ人と、借金による経済社会という国民性の構造的な問
題がある以上、国債を国内の預金でカバーしきれない為、外
国に買ってもらわざるを得ないのです。
今回、アメリカ国債のデフォルト回避で一見問題解決したと思わ
れがちですが、これは単純に借金の限度額を引き上げただけで
あり、本質的な問題を解決しない限り、やがてまた同じ問題が
起きるのは間違えないでしょう。
「アメリカ人よ、貯金しろ!」
コレが私の本音です(笑)
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