これまで、シリーズのような感じで、30代、40代、
そして50代以降のシニア層に対する資産運用に
関する様々な提案をしてきましたが、今日が最終
回です。
最後はシニア層である50代、60代の為のNISA
NISAは既にご存知の方もいらっしゃれば、まだ
よくわからないという方もいらっしゃるかと思うので
ここで簡単におさらい。
NISAは少額投資非課税制度のことを言います
が、この少額投資非課税制度は、投資運用して
、そこから生まれた利益に対し通常は20%の税
金がかかるものを、最大5年間一定金額の間で
運用したものに関しては非課税にしましょうという
制度で今年の1月から始まりました。
さてこのNISAを活用した資産運用の動きが俄
かに活況を呈してきている日本の証券業界です
が、このNISA口座は年間100万円のを上限に
最大5年間非課税になる制度ですから、中期的
な資産運用を考えている場合、または毎月分配
型の投資信託商品で運用を考えている場合はと
ても使い勝手の良い証券口座であり、非課税シ
ステムなのです。
ではこのNISA口座を活用したシニア層にお勧
めの金融商品はいったいどういったものになる
のかというと、まず、シニア層は前回もお話した
ように、これまで運用してきた資産を使いながら
毎月分配金を受け取るような金融商品がおス
スメ。
しかも多少、リスクを取ってでもダイナミックに運
用できるような利回りの高い商品が良いでしょう。
そこでご提案したいのが、ハイイールド債券や、
海外リート、または国内リートで多少のリスクを
取ってでも、強気に運用してみては如何でしょう?
ここで運用した資金はやがて老後の生活資金
になりますし、NISAで運用するので、5年間は
100万円以内であれば非課税。
ここで少し強気に出ても良いかもしれません。
このように50代からは資産運用の考え方を少し
現実的に捉えるようにして、多少のリスクも怖が
らず、攻めの姿勢で金融商品をセレクトしてみ
るのも方法だと思います。